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グリシンの生化学的作用
タンパク質を造るアミノ酸
人間など動物の筋肉や皮膚の細胞はタンパク質からつくられていますが、 このタンパク質は、アミノ酸という物質が、鎖のように繋がってできています。
グリシン(Glycine,Gly,G)はタンパク質を構成するアミノ酸の一種です。
タンパク質
特性
主なアミノ酸
コラーゲン
身体を構成するタンパク質の約30%を占める繊維状タンパク質。皮膚,血管,骨など多くの組織に存在する。
Gly:33%
Pro又はHyPro:20%
エラスチン
動脈、皮膚などに存在する、伸長性に優れたタンパク質。
Gly:29%
Ala:20%
ケラチン
髪の毛や爪の主成分。
Cys:35%
Ser:23%
Gly:16%
セリシン
繭に含まれるタンパク質。保湿性が高い。
Ser31%
Gly11%
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グリシンの代謝
グリシンは主に次のように代謝されます。
グリシン+テトラヒドロ葉酸+NAD
CO2+NH3+メチレンテトラヒドロ葉酸+NADH+H

テトラヒドロ葉酸は核酸塩基合成、アミノ酸代謝などでC1ユニット転移酵素の補酵素の役割をします。
他にL-セリンに変換される場合もあります。
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生理活性物質
グリシンは様々な生理活性物質の材料になります。
グルタチオン
抗酸化作用と解毒作用がある
γGlu-Cys-Glyのペプチド
クレアチン
体内でエネルギーを保存する
Gly,Arg,Metから生合成される
プリン
核酸等のプリン骨格を形成する
CやNはGly,Asp,Glnに由来する
アミノレブリン酸
ポルフィリン生合成の材料になる
Gly,スクシニル-CoAから生合成される
ヘム
赤血球中のヘモグロビンを構成する
アミノレブリン酸から生合成される
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神経伝達物質
神経伝達物質にはアミノ酸、アミン、ペプチドがあります。グリシンは神経伝達物質のひとつです。
興奮性神経伝達物質
グルタミン酸
抑制性神経伝達物質
γ-アミノ酪酸(GABA),グリシン
GABAにはリラックス効果があります。グリシンはGABAと同じ抑制性神経伝達物質で、グリシンが作用する受容体が確認されています。
グリシンにより、睡眠の質が改善される(1)とされており、サプリメントとして使用されています。
<参考文献>
(1)Inagawa K. et al., Sleep and Biological Rhythms, 2006, 4, 75-77.
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他の物質代謝に係わるグリシン
肝臓は様々な代謝を行っていますが、グリシンは肝臓での解毒作用にも関わっています。
水に溶けないものは、排出されにくいのですが、グリシンと結合する事で、水に溶けるようになり、排出されるものもあります。 具体例として、トルエンや安息香酸はグリシン抱合により馬尿酸として排出されます。
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胆汁酸とグリシン
脂質代謝に重要な役割を担うのが胆汁の中の胆汁酸です。胆汁酸は通常、アミノ酸と結合した抱合型胆汁酸として胆汁中に分泌されます。このうち、約1/3はタウリンと結合したタウロコール酸ですが、残りの約2/3はグリシンと結合したグリココール酸になります。抱合型胆汁酸は、脂質の消化と吸収を助ける乳化剤として働きます。

俗に「貝類は肝臓に良い」と言われていますが、グリシンは貝類に多く含まれ、このような脂質代謝に関係していると考えられています。
あさり
640mg/100g可食部
あわび
1200mg/100g可食部
かき
540mg/100g可食部
さざえ
1700mg/100g可食部
しじみ
350mg/100g可食部
はまぐり
510mg/100g可食部
五訂食品成分表より
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アルコール代謝とグリシン
グリシンがアルコール代謝を促進したり(1)、肝機能を正常に保つ(2)という報告があります。
また、アルコール以外にも、エンドトキシン(内毒素)による肝障害にもグリシンが有効である(3)との報告もあります。
<参考文献>
(1)Iimuro Y. et al., Gastroenterology. 1996 May;110(5):1536-1542.
(2)Senthilkumar R.et al., Clin. Exp.Pharmacol. Physiol., 2004, 31(7),456-61
(3)Ikejima K. et al., Am J Physiol., 1996, 271(1 Pt 1), G97-103.
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